通勤時に見かけた人の似顔絵を
出社一番メモ用紙に描くのが最近の日課。

似顔絵…とはいうものの、
実際にその人と見比べるわけではないから、
似ているのかどうか、
見た人にわかるはずもないけれど…
居そうな人
…というイメージは伝わるようだ。

そもそも、見かけた自分ですら、
通勤中の車から歩道を行く人を
一瞬見ただけだから、
まず１秒と見てはいないだろう。

少々気取って言えば
頭の中の写真機のシャッターを切るだけだが、
一瞬で頭に入るのは特徴的な部分なので、
じっくり見るより、むしろ
特徴をつかんだ絵が描けたりする。

描く…とは言うものの、
手で描くのは、
いわばプリントアウトのようなもので、
絵は頭の中で出来ている。
描きながら考えることは、あまりない。

頭の中でしていることは、
子供の頃からたくさん描いてきた…
輪郭とか、目、鼻、口、
そのパーツを組み合わせることで、
描くと言うより
モンタージュ写真を作っている感じだ。

考えてみれば、文章を書くのも一緒だよな。

言葉というものを組み合わせて、
自分が伝えたいことを伝えているに過ぎない。

音楽もドレミの組み合わせなら、
料理も材料の組み合わせに違いない。

自分、自分と言ったところで、
自分がしていることは
あるものの組み合わせに過ぎない。

組み合わせるパーツと
その使い方を数多く知る…ということが、
いわゆる勉強なんだね、きっと。

だから、人生日々更新。