何かを書こうとした時に必要なのは、
創造力でも構成力でもなく…
結局のところ、記憶力なんだと思う。

パソコンに向かった時、
すらすらと言葉が出てくるのは、
そのことについてしっかり記憶してるからで、
パソコンに向かってから、
いくらウンウン唸っても、
何も思い出せなければ一文字も進まない。

まず記憶力がなければ、
組み立てる材料がない
…ということになってしまう。

少ない材料でも、
何種類もの食べてて飽きない料理を作るのは
料理人の腕の見せどころではあるが、
肝心の材料がなければ
腕を振るうことはできないだろう。

いい材料は、
その材料について
自分がどこまで何を感じたか、による。

そしてそれを話すこと。

話してみると
自分の口から出た言葉が、
また自分の耳に入ってくる。

そうして繰り返しているうちに、
明確な記憶として残るような感じがする。

そもそも書く行為そのものは
忘れないため…である。

せっかく感じたことを
忘れてしまっては、もったいない。

つまり自分の場合には
貧乏性が書く原動力になっている。

そして、
それ故、捨てられないのが…最大の欠点。

だから、人生日々更新。