身持…というと、
本来は日常の身の処し方。
異性との交際についていうことが多い。
品行…を差す言葉だが、
身持の悪い女
…というように、
おもに女性の身の処し方について
言われるイメージが強い。

男は浮気をするものだが、
女の浮気は許されない
…という
昔の習わしがそう感じさせるのだと思うが、
女性が強くなった
…と言われて久しい昨今、
いい意味でも悪い意味でも
男勝りな女性が増えていることは確かだろう。

女が強くなったのか、
はたまた男が弱くなったのか
…これもよく言われることだが、
本当は
昔と何も変わっていない気もなくはない。

男は太古の昔からモラルに縛られ、
女は太古の昔から感情に縛られている。

縛られているものから逃れたい
…という欲求が常にあるわけで、
その縛られ方が
時代によって多少違うだけの話だろう。

そもそも
男がモラルに縛られ、
女が感情に縛られているのには、
それが必要とされる理由がある。

力の強い男がモラルに縛られなければ、
ただの傍若無人になってしまうだろうし、
子供を産み育てる女に
感情が失われてしまっては
母性というこの上ない力を
発揮することはできなくなってしまうだろう。

はたして縛られていることを不幸と思うか、
それとも
幸せを手に入れる条件と解することができるかで、
男女の関わりなく身の処し方は大きく変わる。

そのためには…
男は本当に信じられるモラルを持つこと。
女は疑いのない感情を保ち続けること。

ひと言でいえば、やっぱり…
自分との約束を果たすこと
…だろうね。

だから、人生日々更新。