結局、誰でも居場所が欲しい。
これは紛れのない事実だろう。

混沌とした世界に
漂う自分を受け入れてくれる場所。
安心できる居場所が。

それを声高らかに叫ぶか…
それとなく大義名分を繕うか
…は人それぞれにしろ、
動機はすべて居場所作り。

若者は叫ぶが、
年をとってくると
体裁も気になるし、
これまで自分がやってきたことを
無駄にしたくない…という思いから
仕方なく力を貸している風を装う。

若者はバカがつくほど素直だが、
年寄りは垢や錆の分だけ本性が見えづらい。

けれど、若者も年寄りも、
同じ時を生きていることには変わりなく、
待っているだけでは
自分の居場所など、到底得られない。

今いた場所は過去の場所。
せわしないのが命の宿命。

だとすれば身軽な方が動きは早い。
かくして新陳代謝が起こる。

だから、人生日々更新。