歴史に興味を持って、
いろんな人物について調べてみると、
いつも気づかされるのは…

道具は進化していても、
人間は進化していない。
むしろ、
道具が便利になった分、
人間は退化してしまっている。

…ということ。

固定電話が携帯電話になったおかげで、
待ち合わせの約束は曖昧になり、
事前に何かを調べたり
計画することが不得手になった。

電話番号を覚える必要がなくなった分、
その能力を別なものに使っているかと言えば、
ただ、その能力を失っただけ。
記憶はさらに曖昧になってしまった。

できなかったことが
できるようになることは、
何より幸せなはずなのに、
能力を道具に置き換えただけで、
自分はできないことが増えてしまっている。

他人の作った道具は
金を出して買わなければならない。
使い続けるために
金を支払い続けなければならない。

これさえあれば
何でも自由にできる
…という言葉にまんまと乗せられて、
奴隷化してるんだよな、結局。

そうこう言いながら、
商売をしているということは、
その片棒を担いでいるに違いないのだが、
どんなにいい商品を買ってもらっても、
ちゃんと使ってもらえないと役には立たない。

使い方、活かし方を伝える
…というのは、つまり教育すること。

教育が伴わないと
何事も続かないし、無駄になりかねない。

だから、人生日々更新。