また飽きもせず、
毎日、お吉さんのことを書き綴っている。

その理由はいくつかあるが、
一番の理由は…
疑問に感じたことを
疑問のままにしておくのは気持ちが悪い。
…という好奇心と性癖。

第二の理由は…
気がついたことを
気がつかなかったことにするのはよくない
…という自戒と使命感。

これについては夏休みの宿題を
あわててやったことのある人なら、
理解してくれるはず。

ましてや50代も半ばにさしかかってくると、
もう後はない。

若い頃、将来だと思っていた頃を過ぎて、
問題を先送りにしている余裕はないのだ。

そして、第三の理由は…
今、慣れぬ小説を書いている。
もちろん、お吉さん周辺のことを。

毎日、お吉研究会に上げているレポートは、
いわばその創作ノートでもある。

いきなり創作ノートをアップしてしまっては、
ネタバレになるではないか…。

そう考えたこともあったけれど、
書いているのは史実であり
SFやファンタジーのような創作ではない。
もちろん創作的な要素で
読みやすくなるよう工夫しているけれども。

完全な創作品ならネタはバラせない。

しかし、お吉さんの話はそうではない。
自分で調べはしたけれど考え出したことではなく、
実際にあったであろうことだから、
本来ネタバレもヘチマもない。

レポートを読んで関心してくれる人はいる。
よく調べたね、と。

素人が偉そうなことを言うようだけど…
小説で表現したいことは、
関心を呼ぶことではなく、感動を呼ぶこと。

いろいろ調べていく中で、
自分が得た感動を共有するためには
レポートだけでは、気持ちまでは伝わらない。

だから、人生日々更新。