1985年公開の大ヒット映画
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、
もう、たいていの人が観てると思うから
ネタバレになることを書くけど…

未来に戻って来た主人公の元へ、
さらにその未来から博士が飛んで来る。

すると、
いきなりゴミ箱をあさって、
タイムマシンに放り込む。
それが燃料なんだ。

それまで過去の時代では
タイムマシンを動かすエネルギーがなくて、
さんざん苦労して戻って来たのに、
未来でそれは、
そこらのゴミで済むようになってる。

こういう道具の進化っていうのは
本当にあると思うな。

車でもカメラでも、
昔は個人で所有することなど
滅多にできなかったろうし、
扱うことができるのは限られた技術者だけだった。

ところが今は、
学生が車を運転しているのも珍しくなければ、
カメラは町ゆく人のポケットに入っている。

歴史を調べていても…、
昔なら何十年もかかって
神田の古本屋街に通わなければ
手に入れることができなかった本が、
自宅でPCを叩いて検索すれば、
日本のどこにあってもわかるし、
頼めば２日後には手に入る。

先人にしてみれば…
いったいあの頃の苦労は何だったんだ？
…と嘆きたくなるかもしれないけれど。

そういう時代の苦労ぬきで、
一足飛びで
こういう時代には絶対にならないかったろうし、
何の苦労もなく手に入れたものは、
本人に相当の意識がなければ、
あるだけで、まったく使いこなせず、
結局、宝の持ち腐れ…になっちゃう。

そしてまず何より…
苦労しないことが幸せ
…じゃなくて、
苦労が実ることか幸せ
…たからね。

だから、人生日々更新。