コンプレックスをバネに
…と言うは易いが現実は難しい。

そもそも
自分のコンプレックスが、
いったいどんなものであるのかが、
実は自分にはよくわかっていなかったりする。

見せたくないものは隠せても、
自分に見えていないものは隠しようもない。

頭隠して尻隠さず。

他人は尻を話題にしているというのに、
頭ばかり気にしていても意味がない。

そうしているうちに傍目からは、
本人が頭ばかり気にしていることもわかる。

他人から見て、
本当は気にすべきところでない部分を
本人は気にしているらしい…と。

つまり、見透かされてしまう。

コンプレックスをバネにできた人は、
決してそれを隠そうとしていない。

むしろ、不得手や苦手に対し、
積極的に向かい合っている。

結果…誰よりもそのことを知り、
それをコントロールすることができるようになる。

アーノルド･シュワルツェネッガーは、
かつてブヨブヨの肥満児だった。

そこで、いつも腹の出る服を着て、
自分にムチを打った。

そこから始まって、
ボディビル大会で優勝するに至ったという。

隠してもバレる。
バレずに済む、誤魔化されてくれる相手は、
そもそもたいした相手ではないし、
少なくとも自分を成長させてくれる相手ではない。

隠さないこと。
それが、
コンプレックスをバネにする方法に違いない。

だから、人生日々更新。