憂いは、いわば晩年の心境だと思う。

もう自分の手が
届かなくなってしまったことに対して
感じるのが憂いという気持ちではないか。

若者が感じるのは
憂いではなく不安だ。

憂いも不安も
多くくりには心配であることに違いはない。
ただ…、
憂いは、
どこまでいっても憂いだが。
不安は、
自分の力で克服できる
…もののように思う。

見方を変えれば、
憂いは、
せっぱつまったものではないが、
不安は、
それを越えないと次に行けない
…ものではないだろうか？

憂いは、いわば晩年にならなければ
使ってはいけない言葉だ。

越えて行かなければならない不安を
憂いと言い換えて、
客観的に眺めるには、まだ早い。

だから…人生、日々更新。