水の流れる音が好きだ。

これを書いている自分の部屋には
大きな水槽があって…
今はメダカが少しとタニシがたくさんいるけど、
そこにポンプで
水がチョロチョロ、常に流れている。

海も好きだが、
どちらかと言えば
奥行きのある波音より、
手が届くような渓谷の水音の方が
落ち着く感じがする。

こうした嗜好には、
後天的な要因と先天的な要因があると思う。

後天的な要因としては、
自分が幼い頃、馴染んだ音。

瀬戸内海で育った亡き義父は、
波と船の警笛を懐かしんで、
好んで海辺のホテルに出かけたという。

自分はどうか？
細い路地のある
田んぼを埋め立てた都内の住宅街に育った自分に
水音の記憶はない。

先天的な要因は…わからない。

祖先は海辺ではなく山間にいたようだ。
だとすれば、やはり渓谷か…。

心の内に何か共鳴するものを見いだして、
…今を考える。

だから…人生、日々更新。