メールに、twitterに、SNS…。
現代ほど、日常的に文を書く時代も、
これまでなかったんじゃないかな？

電話が登場した時には、
おそらくこの先、
文章を読み書きすることは
少なくなっていくだろう…と
誰もが思ったに違いない。

ところが、どうだ？

仕事をしていると、
電話よりメールのやりとりの方が、
はるかに多くなっている。

それに反して、
短文ばかりだったり、
横のつながりとのやりとりばかりで、
まともな文章を書ける人は
極めて少なくなっているのが実情。

やっぱり、
進化したのは道具だけで、
人間はむしろ退化してる。

こうして毎日、文章を打っているのは
…伝えたいことがあるから。

見ず知らずの人にも
感じてもらえるように書こうと、
無い知恵をひねってパソコンに向かってる。

伝えたいのは…つまるところ自分の思い。

メールも企画書も、
書くものすべてがラブレターなんだ。

便利な道具のおかげで、
人間の技術が退化するのも仕方ない。

けれど…
気持ちまで退化してしまっては、
…何も伝わらないだろう。