廊下を走るな…と、
よく学校に貼り紙があった。

廊下を走るのは悪戯っ子で、
ちゃんと歩くのは真面目な生徒だった。

けれど…
もし火事にでもなったら、
みんな走って逃げるだろ？
…それは当たり前の話だ。

決められたことをする
…のが、真面目なんじゃなくて、
タイミングを守って、
するべき時に、それができる
…のが、真面目ということだ。

タイミングが守れない奴は
間違いなく不真面目な奴…で、
うまくできない奴は、ただの不器用な奴。

不器用でも、
タイミングを守ってやろうとしている奴は
真面目だけれど…。
器用でも、
やるべき時にやらない奴は、やっぱり不真面目。

不真面目なのを
器用貧乏だなんて、言い換えたところで、
関心してくれるのは、
はるかに不真面目な奴らだけ。

だから…人生、日々更新。

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