自分は幸せだと思う。

何故なら、いつでも
今が一番いいと思えるから。

かなりいい年になってしまい、
若い時のような無理は利かないし、
早々に卒業を極めた盟友たちのことを思うと、
昔を懐かしむことはあるけれど…。

それでも、今が一番楽しいと感じ、
決して昔に戻りたいなどとは思わない。

ひと度、気づいてしまったことに対し、
気づかないふりをするのは卑怯だと思う。

それは、若かりし頃、毛嫌いしたズルイ大人の姿だろう。

過去の楽しみの終焉を経験し、
新しい楽しみに心を躍らせている今、
何故、昔に還りたいなどと思えよう。

幸福とは或る意味、潔さかもしれない。

そして幸福とは、
懐かしむものでも、望ものでもなく、
噛みしめるべきものなのだ。

だから…人生、日々更新。

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