人の噂も七十五日…
１つ季節を越えれば忘れられる
…どころか最近は、
その評判が天と地ほども
入れ替わってしまうから恐ろしい。

そもそも安易に
目の前のハシゴに手をかけたのが運の尽き。

こういう時にこそ、
石橋を叩いて渡る慎重さが必要なんだけれど、
空腹の時、
目の前にぶら下げられた人参に食らいつくのは、
もはや本能と言っていい。

金がなければ、あぶく銭を欲し…。
名誉が欲しくば、安易に持ち上げられ…。

そして…地獄を見る。
墜ちるのは間違いなく、安易さを選んだ結果。

自分の翼もないくせに
飛ぼうとすれば墜ちるだけ…。

こだわってきたはずじゃないのか？
ならば仕上げは慎重に、
もうひとつ我が身を疑うことで、
評判を超えた納得のいく我が道をつかみたい。

だから…人生、日々更新。

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