大人の道徳の時間〈４〉
One week to think about morality.

自分は正しい…と考える人ほど
危ない人はいない。

自分が常識だと考えていることのどこかに、
間違いや不充分さがあったのではないか
…と考えられない人は成長できないし、
よもやその考えに間違いはなかったとしても、
周囲や社会との間で、
うまく折り合いをつけられなかったということは
認めなければなるまい。

自分の正しさを主張することが、
やがて他人を誹謗中傷することになると
…問題を大きくしてしまう。

自分を傷つけまいとして素直にふるまうことが、
誰かに心配をかけたり…
迷惑をかけたり…、結果的に傷つけてしまったり…。

自分が思うようにいかないことを
誰かのせいにするのは幼すぎる。

世間には世間の
道徳と呼ばれる常識がある。

それはソツなく、極めて退屈なものであるが、
それを否定する者が台頭するようであれば
社会は成り立たないだろう。

つまらないけど平和な日常になくてはならない
…それが道徳観念というやつじゃないか。

うまくいかない時とは、現実を知った時。

まず自分を疑い、そして改善していく。
それが大人への道というもの…！

そんな…人生、日々更新。