少し前に早朝の「発見!人間力」という番組で、
「シャボン玉は日本の文化」と言い切る
・・・シャボン玉博士が紹介されていた。
77歳になるこのシャボン玉博士、
佐藤早苗さんは、実はうちの父の親友。
同じ化学の出身で、
ビーカーをおちょこ代わりに
一緒に酒を飲んだ仲だとか。
高校で化学を教えていた佐藤さんは、
定年後、幼稚園でシャボン玉ショーを通じて
数多くの親子を楽しませている。
と、同時に弟子の育成にも懸命に取り組んでおられる。
まだ少し力のあるうちに
後輩に後を譲って、それを後押しする。
・・・それが
今の佐藤さんが持っていらっしゃる強い意志。
シャボン玉を文化だと言い切るだけあって、
日本人ならではの「わび」「さび」を感じる。
日本人が好きなもの・・・
桜、花火、そしてシャボン玉。
すべて消えてなくなってしまうもの。
・・・お香もそうだね。
消えていくものに風情を感じ、
いつまでも心に焼き付けようとする。
そういう思いを大切にするのが・・・
日本人の感性なんだと思う。