Episode No.2554(20061028):
最後のひと口
いつも・・・
気がつくと“ひと口”残して、
しまっているんだよ。
いったい、どこで
気を抜いてしまったのか・・・。
ちっとばかりTVに気をとられて
箸を下げているうちに、
料理は冷めてしまい、
満腹感は増してしまった。
たかが、ひと口くらい
残したって、どうということはないし
体のためにはかえって、
いいのかもしれない。
けれど残さず食べようと思っていたんだ。
・・・問題はそこなんだ。
そのひと口分が残されているために、
皿は片づかない。
八割方できたと思うことも、
永久に八割方のままで・・・
永久に完成しない。
テーブルが片づかない限り、
次の料理は出てこない。
置く場所が、ないんだからね。