Episode No.2552(20061026)
助言の求め方

何かに悩んだ時
あるいは迷った時・・・
自分のことをよく見てくれている人に
助言を求めたくなる。

助言によって行くべき場所の位置は、
自分がその時いる場所より、
極端に上だったり、
極端に下だったりする。

中には・・・
そんなことで悩むことはないよ
・・・という助言もあるだろう。

しかし悩んでしまっている本人にとっては、
やはり別な場所へ移動することを
勧められているのだ。

また・・・
助言の内容は
同じ人の助言を聞いても、
相手によって大きく異なる。

声が大きすぎる人には、
声が大きすぎて、うるさいと言うし。
逆に声の小さな人には、
うるさいと言われるくらい
ハッキリ話せ、と言う。

つまり助言の根本は
崩れているバランスをとるためのものであって、
これが正しい、とか。
それは間違っている、とか。
白黒をはっきりさせることではないんだな。

白黒をはっきりさせるのは
・・・助言じゃなくて、答えだよ。

他人の言った答えの通りに動けなくて
・・・悩んでいるんだろう?

じゃあ・・・答えを出すのは誰か、
その答えは決まっているよ、ね。