Episode No.2486(20060810):
不幸は心の問題だ
久々に本を読み始めた。
島田洋七の「佐賀のかばいばあちゃん」。
B&Bで漫才ブームの作った、
あの洋七さんの思い出エッセイだ。
この本も、かなり話題になって
映画化もされたらしい。
洋七さんの今の暮らしぶりを
少し前にテレビで見た。
田舎に旧家を買って
作業衣を来て暮らしていた。
漫才ブームの頃は、
毎週手渡しされるギャラの包みが、
あまりに厚いので・・・
渡された奥さんが、
まさか札束だとは思わず、
本か何かと勘違いをして、
そのまま押入にしまっておいたところ・・・
気が付いたら、
押入の中に2億円たまっていた
・・・なんて話もあったように思う。
しかし・・・
洋七さんの幼少時代は
決して恵まれたものではなかった。
父親は広島で被爆し早くに他界。
そして・・・
おばあちゃんに育てられた。
お金がないから不幸だと思うのは
大きな勘違い。
昔に戻っただけ・・・。
でも、めぐまれない昔にだって
幸せはあった。
そんなプロローグを読むだけでも
ハッとさせられる。
貧乏も金持ちも経験した人が
たどりついた先は・・・
やっぱり心なんだよ、な。