でじたけ流 教育論「頑張る習慣」
 

でじたけ流“教育論”
第997回「頑張る習慣」

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叱咤するより、
誉めた方が人は育つ
…と、よく言われるが、
はたして
本当にそうなんだろうか…?

誉められて
嫌な気分になる人はいない。
いい気分で頑張った方が成果も上がる。

…という考えに
基づいたことだと思うけれど

自分の場合は、むしろ
誉められた方が緊張が高まり、
叱咤されると頭にきて、
見返してやろうと、
それまで以上の力を
発揮してきた…ようにも思う。

これは…
誉められて育ったのか、
叱咤されて育ってきたのか
…という違いによるものだろう。

自分は間違いなく後者だった。

だからと言って、
誰もが、幼い頃されたのと
同じようにされれば
力を発揮するか…といえば、
決してそんなこともない。

誉められて、いい気になって、
頑張らなくなってしまう奴もいれば…
叱咤されて、そのまま
潰れてしまう奴だっている。

まず、頑張る…という
基本的な方向性がつかめていないと、
どんな風が吹いても倒れてしまう。

ようするに…根っ子の問題。

はたして、その根っ子は、
いかにすれば育つのだろう…。

根っ子とは、
言い換えれば習慣だと思う。

習慣とは…
朝起きたら顔を洗う、とか
外出先から戻ったら、
手を洗って、うがいをする、とか
…それをしないと気持ちが悪いことだ。

自分でやる、と決めたことを
やり遂げないと気持ちが悪い
…そういう習慣を身につけるしかない。

端から見れば、
たいそう面倒なことに
思えるかもしれないが

大変だと思っているうちは、
身についていない証拠。

身についた習慣は、
無意識に自分を動かすもので、
大変さなんていちいち感じてはいない。

世間には、
誉めてくれる人もいれば、
叱咤する人もいる。

周囲は、自分の習慣を
後押ししているに過ぎない。

つまり、
周囲のせいにしていては
何もできやしないんだ。

やっぱり…人生、日々更新。

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