でじたけ流 教育論「大人の感覚」
 

でじたけ流“教育論”
第990回「大人の感覚」

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大人の感覚として代表的なものは…
季節外れだけど、
サンタクロースになれること
…だと思う。

誰かに何かをしてもらって、
得した…なんて喜んでいるうちは、
まだまだ、子供。

その次に、
スポーツでも、絵を描くことでも…
自分で何かをする
…という喜びを知る。

そこから、しばらくあって、
自分がしたことを認めてほしい
…という感覚が芽生えてくる。

これがないと、
上達もしなければ、
役に立つ技術にもならない。

そこで認めてもらう頃には、
もう大人と呼ばれる年になっている。

世間的には
大人と呼ばれる年になり、
とりあえず役に立つ技術も身につける。

だけど、そこはゴールではない。

ここで
自分は大人になった
…と勘違いすると、
技術はそれ以上、向上しない。

誰かの役に立ちたい…と思うあまり、
やってあげたいこと
…が先走ってしまうことも、しばしば。

本当に必要なのは、
相手がしてほしいことをすること、だ。

サンタクロースは、
まるで魔法のように
相手が欲しいものをプレゼントしてくれる。

もちろん
押し売りはしないし、
決して感謝を求めたりもしない。

なぜなら、
相手が喜ぶところを見ることが
サンタクロースのエネルギーだから。

自分を捨てて、何かができるのが
…大人の感覚というやつだろう。

自分の考えなんてのは…
しょせん
子供のわがままの延長でしかない。

自己を訴えることが成長の証ではない。
相手を読み取れることが
人生経験を積み重ねてきた成熟の証。

やっぱり…人生、日々更新。

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