でじたけ流 教育論「次男と猫たち」
 

でじたけ流“教育論”
第985回「次男と猫たち」

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大学2年の次男は、
普段はゲームばっかりやってて、
ラーメンを
食い歩いているにもかかわらず
…健康志向。

考えていることと、
やっていることが、
まったくもってマッチできないのは
若輩者の特長。

自分もそうだったから、よくわかる。

そんな次男が、
おやつに…と言って煮干しを買ってきた。
しかも、塩分ゼロの。

ラーメン好きには、
ちょうどいいバランスかもしれないが、
煮干しを買った最大の理由はどうやら、
猫たちにも分けてやれる…ということらしい。

今や、猫たちもダイエットを言い渡されて、
エサも高価なダイエット用を買わされる。

昔、ペットの役割は、
ただ愛玩されるだけでなく、
残飯処理だったのに、ね。

次男が猫たちにエサをやる時には、
健康を考慮して、かなり少なめ。

だが、
食うことぐらいしか
楽しみのない猫たちに、
そんなことは余計な配慮。

しかし、
自分のことは棚に上げて、
誰かの世話をやくという志向は、
決して悪いことではないと思う。

自分ができていなから、
他人に何がするなのて、
とてもできない
…と利口ぶっていたのでは、
社会生活は営めない。

みんなで干渉し合って、
少しずつ、よくし合うというのが、
社会の仕組みだから。

さて、猫たちは、
いつも大盤振る舞いする
父親を見るや背中にのぼって来て、
エサが少ない…と抗議する。

あんまり、うるさいので、
すぐに何かやってしまう。

この人は、言えばすぐに
エサをくれる人だ
…と、
猫たちには
甘く見られていることだろう。

別に、それでもいい。
猫を猫可愛がりして何が悪い?

猫たちにとっては、
今が最上の幸せで…

これから努力して、
何かを築き上げていく
…というわけではないから、ね。

やっぱり…人生、日々更新。

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