でじたけ流 教育論「家族という社会」
 

でじたけ流“教育論”
第979回「家族という社会」

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上の2人は就職したとはいえ、
まだ社会に出ただけで、
社会人として認められたわけではない。

社会人として認められるためには
…社会の役に立たないと、ね。

社会…とは、
自分をとりまく環境のこと。

そして、一番近い環境は家族だ。

自慢じゃないが、
ウチで洗濯をしている回数は
父親である自分が一番多いと思う。

まったくもって、自慢にならない。

一時、何曜日は誰がやる
…なんて
決めたこともあったが、
今ではすっかり風化して、
子供たちがやらないから
仕方なくやっている始末。

風呂掃除も同じく…。

言ったことを
キチンをやらせるのが
躾には違いないが、
こっちも忙しいから
言うより、やった方が早い
…ということになってしまう。

それに甘んじてやらないでいる
…というのが、つまり
社会人としては認められない
…ということだ。

寮生活をしている長男には、
そういうことに対する意識が、
かなり芽生えてきたようではあるが。

自分だって同じようだった
…かもしれないし、
また学生をやりはじめた身分だけど…。

いちいち文句を言われるのが嫌だから、
先んじてやる傾向にはあったと思う。

それは、今の仕事のやり方にも、
遊び方にも根付いているような気がする。

やりたいことをするために、
邪魔なものを排除する…という気持ちが、
言われそうなことは先に片付けておく
…ことにつながってくる。

やらなければならないことに追われて、
やりたいことができない
…というのは、結局、
やりたいことが、
それほどのことではない証拠で、
本気でやるつもりなら
もっと周囲に
目配せが効くようになるはず。

もちろん、周囲に助けてもらうことは多い。

だが、それも…
…という強い意志がなければ、
何がなんでもやるんだ
…という強い意志を示していなければ、
周囲も応援してくれないだろう。

助けがないから、できない
…という他力本願でいると、
誰も助けてはくれない。

自信がないから、できない
…のは、
やらないから自信につながらないだけ。

自信も実績もなしに、
受け入れてもらえるのは家族だけ。

子供たちに
そのことが身に染みるようになるには、
もう少し時間がかかりそうだ。

やっぱり…人生、日々更新。

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