でじたけ流 教育論「温故知新」
 

でじたけ流“教育論”
第970回「温故知新」

でじたけ流教育論 digitake.com


自分はそれほど
おカタイ人間ではないつもりだが…
自分に課する生活信条というものが、
いくつかある。

こうして毎日、
自戒を書き連ねることも、そのひとつ。

また、
これは自分が息子と娘をもって
感じたことだが…

自分が男であるが故、
男に対しては比較的見方が厳しいと思う。

男女による差別はよくないが、
男女に区別はあって然るべきだと考える。

女は生まれながらにして女だが、
男は鍛えなければ男になれない。

…強くそう思っている。

近年は見た目にも
男女の差がなくなってきたように思う。

男が男らしく…
女が女らしくしていなくても、
普通に生活できる時代というのは
本当に平和な時代なんだと思う。

もちろん自分は
戦争を体験したことはないが、
戦時中はこうはいかなかっただろう。

してみれば…
平和な時代とは、
何もおカタい生活信条などなくても
生きていける時代
…なのかもしれない。

けれど、何か違うよな…。

先人が、
そして今を生きる我々が
求めていることは
本当にこういうことだったのだろうか?

男女平等の結果、
男らしさ、女らしさが
失われるのは本末転倒ではないか。

24時間便利に暮らせる
…そのことがもたらしたものが、
24時間休みなく働くこと
…であったとすれば、
犠牲の上に成り立った便利は、
いったい誰のためのものなのか。

日本の伝統が
西洋の伝統と違うところは、
過去を否定して新しいものを
築き上げることではなく…
伝統の上に新しさを築くことで
あったはずなのに…

どうやら、
悪いところばかりでなく、
いいところまで
捨て去ってしまっているようだ。

確かに、その方が簡単ではある。

しかし、
簡単に築かれたものは、
また簡単に滅んでしまうだろう。

歴史を断捨離してはいけない。

温故知新ということを
…今一度考えてみようと思う。

歴史には原理が隠されている。
学ぶこととは原理を知ること。

それを安易に捨てようとすれば、
危うい世界になってしまうだろう。

ウチの子どもたちも
やがて何かの責任を背負って
生活するようになり…
自分独りの考えでは
進めなくなる日も来るだろう。

そんな時、
同じDNAを持った
身近な見本である親が、
自分と同じ年齢の時、
何を考えていたのを
このページを開いて知るわけだ。

やっぱり…人生、日々更新。

Copyright 1998-2018 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-