でじたけ流 教育論「長男 一世一代の買い物」
 
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20180930

でじたけ流 教育論947回 長男 一世一代の買い物

でじたけ流教育論 digitake.com


この春、就職した長男は、
自分の車がほしくてたまらない。

今どきの若者にしては珍しいようだが、
自動車メーカーに就職したので
興味の方向がイッキにそっちに向かった感じだ。

時折、LINEに
ネット検索したお目立ての車をアップしてくる。

就職したばかりだから、もちろん金はない。
したがって、
アップされてくる候補車は、みんな安い。

パッと見、安いのはいいが…
何故、安いのかまでは考えが及んでいない。

アップされてくるのは、たいてい
見た目はいいが、
燃費が悪そうで、税金も高い車ばかりだ。

そんな指南を繰り返すうちに、
ついに購入を決めた車は、
結局、見た目はいいが、
燃費が悪そうで、税金も高い車だったが、
実際に所持してみるのも勉強にはなろう。

それに、
社員寮生活をしている分には、
どうにか維持もできるだろう。

かえりみれば、
自分がこれまで買った車は、
おそらく両手では数え切れない。

相当、高い授業料を支払っている。
車に限らず、あらゆるものがそうだった。

それでも、どうにか
家族を維持して暮らしていられるのは、
働き続けているからに他ならない。

詐欺にでもひっかからない限り、
返せない借金をさせてもらえるほど
世間は甘くない。

素人が、いきなり
映画を撮るから10億貸してくれ
…と銀行に談判しても
門前払いをくらうのは当たり前。

でも…
自分で用意した
300万で作った映画がヒットすれば、
10億貸してもらえるのかもしれない。

ずっと待っていても、
次のステップに進むことはできない。

結局、
失敗の繰り返しが成功への早道で…
いきなり成功することなどあり得ないのだ。

したがって失敗は、
できる時にしておくに限るし、
今させてもらえる失敗も
実際には、
今時分ができる最大限の失敗に止まる。

ただし、自分の力で
何とかしようするという覚悟がなく、
他人の力を利用しようとすれば、
他人の分まで失敗をかぶることになりかねない。

やっぱり…人生、日々更新。

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