20180923

第946回　親父の引き出し

会社で寮生活をしている長男が一時帰宅。
友達も連れてきて、
例によって夜は飲み会
…とはいえ、
飲んだくれているのは自分だけだが。

最近の若者はあまり酒を飲まない。

健康と経済のために、
それはいいことに違いない。

ただし…
酒抜きでも充分話が弾めば。

飲まないと
まともに話すこともできないようでは困るが、
せっかく集っているというのに、
話もできないくらいなら飲んだ方がいい。

そう思うのは昭和的かもしけないけど、ね。

ま、相手が飲んでいようがいまいが、
若者相手には容赦なく突っ込みを入れるけど。

恋愛話や仕事の話…
それでも、
せっかく若い連中を前にしているのだから、
少しは気の利いた
偉人の話のひとつやふたつはする。

こういう時に、
この手の話がサッと取り出せるというのは、
20年間も毎日
ウンチクめいたことを書いてきた成果だと思う。

もちろん、元ネタは
何かの本で読んだものだったりする。
多少は自分の経験談もあるけれど…。

ただ、
経験したり、本を読んで知ったことを
あらためて文章に整理していたから
取り出せるようになったのだとは思う。

他人に説明できる程度の下書き
…をしてあるからできる話ではある。

時と一緒で情報は常に流れていく。

それを刻むために
書くこと、話すこと、が必要だ。

繰り返し話しているうちに、
消えてゆくはずの情報も
…やがて自分のものとなる。

相手にとっては迷惑な話かも知れないけれど、ね。

やっぱり…人生、日々更新。

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