決して自慢話をするつもりはないが、
うちの子供たちは、
わりと学校の成績がいいらしい。
それが何故、自慢話にならないかと言うと、
父親はそのことにまったく興味がないからだ。
目に悪いと思うから、
ゲームばかりするな…とは言うが、
だからといって勉強しろとは言わない。
そもそも自分が学生時代に、
学校の勉強はろくにしなかったから、
勉強しろなんて、とても言えないし…
学校の成績が悪くても
何とかなることは実践的にわかっている。
もちろん高い学費を出しているのだから、
キチンと勉強してもらった方がいいに決まっているし、
どうもウチの子供たちを見ていると、
自分ほどの器用さはないようだから、
勘や器用さに頼って生きるより、
しっかり勉強したことを武器にした方が安心ではある。
ただ、しょせん学校の勉強は
自分のためにしていることであって、
少しばかりの安心材料にはなっても、
それで安泰というわけにはいかない。
社会で生き抜く知恵…
自分が生きていくための居場所を得るための実学は、
あいにく学校では教えてくれない。
そこに通じる、いい先輩にめぐり合うことはできても。
父親は一貫してこんな風なので、
母親は「子供たちをちっとも見ていない」と、
いつも愚痴をもらすが…そうじゃない。
見てる場所が違うだけ。
家庭より社会に身を置く機会が多い父親が
実学を伝えられなくて、どうする?
…と自分は考える。
ほかの家庭のことはよくわからないが…
両親そろって
子供に勉強しろと言っているウチの子に限って、
成績はよくないんじゃないか?
勉強は人に言われてするもんじゃない、
自分のためにするものだ。
まわりがとやかく言い過ぎると、
まるでうるさい人のためにやるようになる。
それでは何の勉強にもならない。
自分がやりたいことに
集中できるスイッチを手に入れれば…
学生時代にまるで勉強してなくなって、
5年も集中すると歴史の本が書けるようになる。
評価は別として…
とりあえず書くだけは、ね。
やっぱり…人生、日々更新。