でじたけ流 教育論「子供を守るということ」
 
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20180909

でじたけ流 教育論944回 子供を守るということ

でじたけ流教育論 digitake.com


選手とコーチの問題が、
相変わらず世間を騒がせている。

スポーツに限らず、
将棋にも指導者はいるだろう。

そして何より子供にとって
一番身近な指導者は「親」であるはずだ。

子供が成長するにしたがって、
親の仕事内容も変わってくる。

最初は、まず食事を与え、
できるだけ衛生的な環境で
身体を作るために子供を
「守る」のが大きな仕事だ。

次に、それを自ら実践できるように
「指導」する仕事に変わってくる。

親が子供を守ろうとするのは、
子供がいくつになっても変わらないことであるが、
その守り方には違いがでてくる。

子供が肉体的に小さい時には、
親が楯となって子供を守らなければならない。

しかし、子供が大きくなっても
同じ守り方をしていると、
子供はいつまでたっても楯の内側から出ることができない。

故に「指導」が必要になってくる。

ボクシングで言えば、指導者はコーチだ。
コーチはボクサーが戦う時にはセコンドにいて、
戦い方を指導する。
戦いに勝つことがボクサーを「守る」ことになるからだ。

最近の親の中には、
子供の代わりに戦ってしまう人が少なくないようだ。

兄弟が多い時代であれば、
そこまですることは物理的に無理だったであろうし、
ほったらかしにされた子供には独立心もつきやすかったろう。

ところが子供の代わりに
親が戦いの矢面に出てくるようになると、
いつまでたっても戦い方を知らない大人子供ができてしまう。

的確な戦い方を伝えることができるのか優れた指導者。
戦うのは、あくまでも子供本人。

子供に逞しく生きてほしければ、代わりに戦ってはいけない。
たとえ、その方が親の気が楽であっても…。

自信は、自分が超えてきたものではか得られない。
子供に自信をもたせたければ…
横から手を出すな。そっと耳打ちしろ。

やっぱり…人生、日々更新。

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