でじたけ流 教育論「忙しいから頼まない」
 
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20180819

でじたけ流 教育論941回 忙しいから頼まない

でじたけ流教育論 digitake.com


こう見えても自宅にいる時には、
風呂掃除や洗濯を
わりと日常的にしている方だ。

何もそんなことで偉ぶろうとは思わない。

風呂掃除は
よく落ちる洗剤がしてくれて、
それをシャワーで流すだけだし…
洗濯は
全自動洗濯機がやってくれるだけの話。

洗濯物を干すのも
貯め込んでいなければ
決して時間を要するほどではない。
畳むのも同じだ。

本来、父親の仕事としては、
そうした家事的なことは
子ども達に分担し、
自分の仕事としてやらせるのが理想だと思う。

だが、子ども達はやらない。
と、いうか子ども達がやる前にやってしまう。

ひとつには、
共有で使用する場所が
ニュートラルな状態に戻っていないと
落ち着かない…ということがある。

自分の部屋は足の踏み場もないのに
…と言われそうだが、
自分の部屋は自分しか使わないのだから、
それは問題がないはずだ。

共同で使用する場所を、
あたかも自分専用のように使いっぱなしだったり、
後から使う誰かに片付けてもらえばいい
…と考えるのは、明らかに間違いだろう。

今ひとつは…忙しいため、である。

忙しい時に、
ウダウダしている子ども達の尻を叩く時間はない。

仕事でも間々あることだが、
何かを他人に頼むためには、
材料を手配したり、手順を決めたり、と
それなりの準備が必要である。

何かをしながら進めなければならないような時には、
とても落ち着いて人に頼むことはできない。

本当は、判断を委ねられる相手がいれば、
一番頼りになるのだが…
それくらいの相手であれば、
自分が頼む前にすでに行動に移っている。

猫の手も借りたいほど忙しい時に、
猫の手はかえって足手まとい。

人に何かを伝えるのは時間がかかる作業。

そうした無理難題に頭をつかう時間があったら、
自分でやってしまう方が効率的だ。

ただし…
効率ばかり優先していては人は育たない。

教育される側ではなく、
教育する側にこそ「ゆとり」が大切だと思う。

やっぱり…人生、日々更新。

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