でじたけ流 教育論「自分を操れる大人になる」
 
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20180610

でじたけ流 教育論931回 自分を操れる大人になる

でじたけ流教育論 digitake.com


この春、就職し、
栃木で寮暮らしをしている長男が、
研修のため今週は実家から通勤している。

まだ社会人経験は、わずか数ヶ月。
緊張の連続に違いない。

その反動もあってか、
ひと度、自宅に戻ると
イッキに疲れが出るようでグロッキー状態。

さっさと自分の寝床に入ればいいものを
パンツ一丁でソファでイビキをかいていたりする。

暑くなってきたとはいえ、
さすがにそれでは風邪をひく。

せっかくパンツ一丁なので、
いきなしすね毛を引っ張ってみると、
大声を上げて飛び起きた。

その驚きの表情たるや、
長男が小学校の頃、
風呂場で水をひっかけた時と
まったく変わらない。

結局のところ、
人は大人と呼ばれる年になっても、
本質的には子供の頃と、
まったく変わることはない。

経験と、そこでつちかった技術をもって、
必要な時に
大人らしい対応ができるかどうか
…だけである。

子供の頃の憧れや夢を
持ち続けることは大切で、
それを忘れてしまうと、
せっかく大人と呼ばれる年になっても、
子供の頃にはできなかったことは
何ひとつ実現できない。

いわゆる夢は…
子供の発想に
大人の技術をもって実現するもの。

ところが、いつまでたっても、
いざという時の態度が子供じみていると、
夢まで否定されかねない。

欲しいもの、やりたいことがあっても、
それに必要な金を稼ごうとしていなければ
夢は妄想だと言われてしまう。

子供の頃は
親にコントロールを任せていれば、
どうにか生活はできるが、
大人の条件は
自分で自分をコントロールすることである。

そこがうまくゆかずに
夢をあきらめる…というのも、
それはそれで情けない。

少なくとも、
そういう人の話を
誰も積極的に聞こうとは思わないだろう。

思いや考え…などというものは
語ることは容易だが、
行動に表れていなければ伝わらない。

他人に自分の存在や存在理由を
しっかり認識してもらうためには、
説得力のある行動を示すしかないのだ。

体調管理も仕事のうち。

裸同然でひっくりかえっているうちは、
まだまだ一人前とは、ほど遠い。

やっぱり…人生、日々更新。

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