20180527

第929回　迷いネコ

ウチに来て、この夏で２年になる双子のネコ。
チャールズ助蔵とトニー滝蔵。

身体がメキメキ大きくなって、
さすがに家の中だけでは窮屈そうなので、
勝手口にネコ扉を付けて出入り自由にした。

とはいえ、手を叩けば
すぐさま戻って来るのが通常だったが…
トニー滝蔵の姿が
先週の日曜日から見えない。

これまで、
チャールズ助蔵が無断外泊をしたことはあったが、
トニーの方は比較的、大人しく、
そうそう家を離れる方ではなかった。

まるで途中から性格が入れ替わった感じ。

ひょっとしたら、
二匹でじゃれ合っているうちに
階段から転げ落ちて、
気づいたら中味が入れ替わったのでは
…と思うほど。

この話をすると、
同年代の連中は…「転校生じゃん」といい、
若い連中は…「君の名は、ですか？」という。

ともかく、二匹は
いつも重なって寝ていて、
模様がつながって見えるほどだった。

２日、３日と帰りがないと、
さすがに心配になってきて、
保健所やら何やらに問い合わせをする。

去勢してチップが埋め込まれているので、
しかるべき機関で保護されていればわかる。
…今のところ該当なし。

不憫なのは、残されたチャールズ。

部屋のあちこちを探し回ったり、
ウチを出たり、入ったり…。
疲れると、
勝手口が見える場所にずっとたたずんでいる。

人に対する警戒感のない奴だから、
誰かのウチでエサをもらっているのか？

ウチの前は小中学校の通学路になっているので、
ポスターを貼ったり、
迷い猫掲示板にネット投稿をし
…あとは耐えて待つのみ。

やっぱり…人生、日々更新。

このページが公開された日…
ちょうど１週間ぶりに戻って来ました。
…お騒がせいたしました。

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