おかしなことを言うようだけど…
50代も半分以上過ぎたというのに、
そんないい年だということが、
…とても信じられない。
もっと言えば…
家に帰ると、女房、子供がいる
…ということすら不思議でならない時がある。
3人いる子供のうち、
もう2人は成人しているのに、ね。
自分にとって、
当たり前の感覚というのは、
おそらく十代くらいまでの感覚と、
さして変わりはないのだろう。
それでも務めて、年相応に
夫であり、父親ではあるのだが…。
それは務めてしていることに違いない。
あたかも自然に
子供を?れるようになっているのは、
務めた結果。
父親業が板についた証ではあるが、
ふと我に返ると…
そこにいるのは、十代の自分である。
若い頃と比べれば、
少しばかり経済的に無理がきくようになって、
ますます十代の頃、
やっていたこと、やろうとしていたこと
…に、突き動かされている。
それは、見方を変えれば、
動けるうちにやっておけ、
落とし前をつけろ…ということに他ならない。
最近、自分が頑張ったことについて、
中学、高校時代に
世話になった先生へ手紙を書くことがある。
すると、先生たちは、
当時と変わらない自分を誉めてくれる。
やりたかったことをしている、
かつての教え子を誇らしいと思ってくれる。
先生に誉められたくて
しているわけではないけれど…
さんざん世話をやかせた先生に
喜んでもらえたら
…少しくらいは、
落とし前をつけたことにもなるだろう。
やっぱり…人生、日々更新。