でじたけ流 教育論「5人と2匹」
 
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20170716

でじたけ流 教育論884回 5人と2匹

でじたけ流教育論 digitake.com


伊豆半島の先端から
双子の猫たちがやって来たのは昨年の9月。

その時、生後2ヶ月くらいだったから、
たぶん7月生まれくらいだろう。

「じゃあ、誕生日は7月10日にしよう」

…と言ったのは高校生の次男。

7月10日は、
うちで飼っていたゴールデンレトリーバーの命日。
2012年のことだったから、
ちょうど5年前になる。

その後、近所を徘徊していた老猫が
家族を癒やすようにウチに入ってくるようになった。

実にかしこい猫で
家族の邪魔は決してしない。
むしろ、
猫の安眠を妨害していたのは
子供たちの方だ。

その老猫も一昨年の夏に亡くなって…、
双子の猫がやって来た、というわけ。

猫の成長は実に早い。
あらためて調べてみると、
半年ほどで子供が作れる体になるとか。
ねずみ算どころではない。

可哀想だが早々に去勢手術をして、
体重5kgにもなった2匹は
家中を駆け回っている。

最近になって、ウチに誰かいる時には
勝手口から外にも出している。

人間としか暮らしたことのない猫たちは、
外で他の猫に出会うと
フーッとけん制され、慌てて逃げ帰ってくる。

そういえば、ウチの猫たちが
ゴロゴロ喉を鳴らすのはよく聞くが、
フーッと言ったところは見たことがない。

さらに笑ってしまうのは、
帰って来たかと思うと、
そのまま猫トイレに直行すること。

野生のかけらもないが、
その身体能力はテーブルを駆け抜けていく。

ペットを飼うというのは、
楽しいだけでなく
責任があることではあるが…。
本来、責任のない行為などないわけで、
責任を楽しく身につけるには、
とてもいい学習教材だ。

自分を強くするには、
強い者の影に隠れていてはダメで、
自分より弱い者、
自分が守らなければならない者と接することで、
ようやく強くなれるのだと思う。

子供たちは帰ってくるなり、猫に擦り寄る。

猫たちは迷惑そうな顔をしながら、
しっかりと役目を果たしている。

やっぱり…人生、日々更新。

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