でじたけ流 教育論「終わりのはじまり」
 
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20170611

でじたけ流 教育論879回 終わりのはじまり

でじたけ流教育論 digitake.com


長男の就職先が、ほぼ決まった。

大学の後、大学院に進んだ長男の長い学生生活も、
いよいよ終わりに近づいた。

来春からは、
終わりの見えない社会人生活がはじまる。

遠かった大人の世界が近くなると、
子供の世界が遠のいていく…。

遠いものが近くなると、
近くにあったものは遠くなっていくものだ。

身の置き場はもちろんのこと、
心のありようにおいても、
こうした物理的な法則はあてはまるだろう。

自分と環境…だけでなく、
人間同士の距離についても同じことが言える。

これまでも進学の度、
別れは繰り返されてくたわけだが、
社会に出ると、
別れた後の距離は、ますます広がっていく。

卒業したてならともかく、
懐かしい仲間と再び集まって何かやろう
…なんてのは、
たいてい
子育ても落ち着いた
50代くらいになる頃まで落ち着いてはないだろう。

一緒に進んでいれば距離は感じないが、
そうでなければ、どうしても距離感は出てくる。

一緒に進んでいなくとも、
それぞれの道で頑張っていれば、
互いに胸を張って話すことはできるから、
むしろ、
距離感を超越した空間が共有できたりもする。

いい年になって、またつるむことができるのは、
そういった間柄の友達に違いない。

けれど、もし
どちらかが止まっていたりしたら、
距離感以上に、温度差が生じてくる。

自分の身体が温まっていれば、
風に吹かれても心地よく思えるが、
身が冷え切っていたら、寒くてたまらない。

そういう間柄では
一緒にいるのはつらくなる。

はたして、この夏、
学生最期の思い出を共有できた連中と、
30年後に、
同じ笑顔を見せ合うことができるかどうか?

それは、
どれくらい仲良しだったか…ではなく、
どれくらい
お互いに頑張っているか…で決まる。

やっぱり…人生、日々更新。

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