結婚してから子供が生まれるまでの一時期、
よく友達がウチに集まって飲んだり食ったりした。
子供ができて、しばらくは
そういう機会も減ってきたけど…
最近は、
子供たちが友達を連れてくることが増えた。
日中、遊びに来るくらいのことなら、
子供たちが小さい時にもあったが、
今は泊まりがけで飲みに来る、といった案配。
時代は完全に
一周回った感じたけど、
こっちがやってることは同じ。
昔は独身の友達に突っ込みを入れて、
それをツマミに飲んでたけど…
最近は大学生や
就職したばかりの若者に突っ込みを入れて、
それをツマミに飲んでいる。
今さらだけど、
でじたけ…というハンドルネームを使い出して、
もう20年以上は経っていると思う。
まだ、ブログとかSNSという言葉もなかった時代。
デジタルな武…だから、でじたけでいいや、と。
以来、ネットで知り合った方々や、
今や下田でも、でじたけで通っているが、
ウチにやってくる子供の友達まで、
でじさん…と普通に呼んでいる。
誰々君のおじさん…と呼ばれるよりは、
直接的だし、
飲み屋で知り合った若者みたいな感じがして、
気軽でいいけどね。
女性は…
結婚すると、
誰々の奥さん、とか
誰々のお母さん、とか言われているうちに、
自分のアイデンティティが失われていくようだ
…と嘆く声があると聞く。
実は男も同じで…
どこどこの会社に勤めている誰だ、とか
…言われることは多い。
ところが男の場合には、
そうした帰属意識というか、
帰属意識を介した社会における自分の地位
…みたいなものが
自分の支えになっているところがあって、
そう言われることに対して
抵抗感がないばかりか、
肩書きがないと不安になる傾向さえある。
そして、たいてい…
そういう意識が強い奴ほど、
一緒に飲んでて面白くない。
自分の生きる場所は
自分で作るのが命の宿命だよ。
一緒に飲み食いするという
本能に近い部分で、
どれだけ楽しくいられるか、
周囲を楽しませることができるか、が
本当のその人の価値なんじゃないかな。
若者よ…もっと飲め。
そして、たくさん恥をかいて、
エピソードの宝庫となれ。
やっぱり…人生、日々更新。