でじたけ流 教育論「「長」遺伝子」
 
  人生日々更新 -Main-
20170423

でじたけ流 教育論871回「長」遺伝子

でじたけ流教育論 digitake.com


息子は母親似、
娘は父親似になる
…とよく言われるが、
我が家の場合も
その典型的なパターン。

子供たちが小さかった頃、
それは足の裏にも出てると思った。

3人が並んで寝ているところを見ると、
長男と次男は
カミさんに似た平べったい足をしているが、
長女だけはズングリむっくりした
自分の足に似ていると思った。

ようするに骨格が似ているのだろう。

骨格が似ているということは、
その骨格を支える材料…つまり
好みの食材も似ている。

食べ物の嗜好が似ると、
価値観も似てきて、行動も似てくる。
…と、まぁ肉体という
ハード面から考えても伝承度合いがわかる。

そうなると、
娘が産んだ息子…孫は
自分にそっくりになる可能性が高いわけだが、
友人の孫を見ても、
おそらくそれは間違いなかろう。

大学3年になった娘がゼミ長になったという。
中学、高校時代は部長だった。

自分もずっと部長で
高校の時には生徒会長。
今は社長だ。

長がつくポジションは
一見「偉い」ようだが、
実際にはチーフ雑用係。

ほかにやる者がいないなら、
自分がやる…という考え方は
自分とまったく同じで、
娘も「遺伝子」だと笑う。

みんなをまとめて
何かやるために必要なのは、
自分の考えより先にまわりを見る目。

一度言えばわかる者もいれば、
何度言ってもわからない者もいる。

それを見極めて、
相手に合わせて伝えていかないと、
集団は前に進まない。

それは、決して
いいアイデアがあるかどうか
…ということではない。

ひと言でいうならバランス感覚。

むしろ、
自分の考えにとらわれていては、
とてもできないことだ。

…と改めて
ゼミ長になった娘に助言しながら
…自戒した。

やっぱり…人生、日々更新。

Copyright 1998-2017 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-