春爛漫。
新しいステージで緊張にまみれながら
新しいスタートを切る人も多いだろう。
こと進学の場合には、
受験の緊張感から解き放たれた開放感と、
ともすると、
こんなはずじゃなかった…という現実の狭間で
新たな壁を感じる人も少なくないはず。
この間、車でたまたま聞いたラジオで
偏差値の話をしてた。
１点でも偏差値が違うことによって、
その先の人生が変わってしまうのはおかしい。
人間はもっと幅をもって豊かに生きるべきだ
…といったような話。
偏差値にさんざん悩まされた自分としても、
そうだ！そうだ！と
声を大にして叫びたい…かと言うと、
実はそうでもなかった。
だって、そうじゃない？
スポーツの試合だって何だって、
勝敗は１点の差で決まるんだ。
それが曖昧になってしまったんじゃ、
頑張る奴などいなくなってしまうじゃないか。
実際、人生の行く末は、
ちょっとしたことで変わってしまうもの。
ただね、
忘れてはいけないのは、
負けたら終わりか…といえば
決してそうではない…ということ。
スポーツの試合だって、
負けた方もチームにも
応援してる人たちはたくさんいる。
強さはファンを獲得するための
大きな要因に違いないけれど、
強いだけが魅力のすべてではないだろう。
戦うことに賞賛が集まるのであって、
逃げ出さない限り応援してくれる人は必ずいる。
個人の場合でも…
非の打ち所のないような人に
憧れを抱く人は多いと思うけど、
それは遠目に見ている人たちであって、
ダメな奴ほど友達は多かったりする。
肉親は血筋的にも法律的にも
強制的につながれた間柄だから、
仲が良かろうが悪かろうが、
繋がらないわけにいかないけれど…
もしも友達をなくしてしまうようなことがあると、
何かの計画に失敗したり、
金を損したりするのとは
比べものにならないほど
人生にとって大きな損失になると思う。
それに比べたら、
偏差値の悪さなんで、どってことない。
やっぱり…人生、日々更新。
