でじたけ流 教育論「魂を磨いているかい」
 
  人生日々更新 -Main-
20170305

でじたけ流 教育論865回「魂を磨いているかい」

でじたけ流教育論 digitake.com


ムッシュかまやつが亡くなってしまった。

特別ファンだったわけでもないけれど、
高度成長期生まれの自分にとっては、
また昭和を代表する人がいなくなってしまった
…という何とも言えぬ喪失感を感じる。

昭和がだんだん遠くなる。

天皇陛下のお言葉によって、
平成だって、この調子だと、もう2年はないだろう。

平成生まれの社会人だって大勢いるんだから、
昭和が遠い昔なのは至極当たり前のことだ。

今年成人式を迎えた娘は、
今月ようやく誕生日が来て二十歳になる。

その娘が、
もうすぐ平成も終わりそうだと聞いて
ショックを受けていた。

理由を尋ねると…

だって、
昭和生まれって年寄りって感じがするでしょ。
平成が終わると、
平成生まれも年寄りっぽくなりそうだから。

…平成が終わらなくたって、
年をとれば誰でも年寄りっぽくなるんだって!

どんな時代を生きようと、
どんな世代であろうと、
何かに夢中になっている人は年寄りに見えない。

ムッシュかまやつもそんな人だったに違いない。

作詞・作曲・唄 かまやつひろし
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
…には、こんな歌詞がある。

♪君はたとえそれがすごく小さい事でも
 何かにこったり狂ったりした事があるかい
 たとえばそれがミック・ジャガーでも
 アンティックの時計でも
 どこかの安いバーボンウィスキーでも
 そうさなにかにこになくてはダメだ
 狂ったようにこればこるほど
 君は一人の人間として
 しあわせな道を歩いているだろう

肉体はなくなっても魂は遺る。
遺すべき魂を磨いてさえいれば、きっと。

やっぱり…人生、日々更新。

Copyright 1998-2017 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-