でじたけ流 教育論「かっこいい大人をめざせ 」
 
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20170101

でじたけ流 教育論856回「かっこいい大人をめざせ」

でじたけ流教育論 digitake.com


おかげさまで今年は娘が成人式を迎える。

5人家族のうち未成年なのは、
高校生の次男だけになるわけだ。

猫の成長が早いと驚いていた昨今だが、
子供の成長も早い…。

いや、成長というと、
何だか一人前になったようだが、
そこは親から見れば、
これで成人かよ?と首をかしげる日々。

もちろん同じことを
自分の親にも思われていたことだろうけど。

子供が子供らしくいるのは、
たかだか15年くらい間だろう
…と昔から思っていた。

その昔、元服は15歳くらいだったし、
15で姉やは嫁に行っていたわけだし。

子供といつまで一緒に風呂に入るか
…ということが、よく話題になるが、
子供の頭をいくつまで撫でたか
…という方が、日常習慣を表していると思う。

頭を撫でるには、
まず子供が自分より小さくないと撫でづらい。

15歳くらいというのは
子供が親の背を越えてくる頃でもある。

最近は親離れできない子供より、
子離れできない親が多いと聞くが、
何事にも卒業を決めておかないと、
新しい世界を知ることはできないだろう。

むろん、生涯にわたって、
親は親で、子が子であることに変わりはないし…
こんな理屈を並べるのは父親だからかもしれない。

けれど、それだけに意識してかからないと、
いつまでたっても
子供は成長できなくなってしまうじゃないか。

子の成長を助ける役目の親が足引っ張ってどうすんだ?

卒業の悲しみを埋めるものは、
新しいステージでの、新しい出会いである。

子供を内向きにしたくなければ、
親がまず外向きに挑戦しなければならない。

今さら努力のしようもない
昔話ばかり聞かされてもつまらないし、
そもそも過去の話には限りがある。

かっこいい大人の条件は、
追いかけたくなる背中を見せることができる大人
…だと思う。

やっぱり…人生、日々更新。

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