でじたけ流 教育論「猫のいる生活 」
 
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20161218

でじたけ流 教育論854回「猫のいる生活」

でじたけ流教育論 digitake.com


我が家に兄弟猫が来てから早4ヶ月。
手のひらサイズだった2匹は、
もう両手で抱えないと
持ち上げられないほどの大きさになった。

それにしても猫の身体能力は凄い。
体長の何倍もある場所へ
ひとっ飛びでよじ登るなんてのは序の口。
気がつけば、
いったいどうやって登ったんだ?
…という場所で澄ましている。

夏目漱石が没後100年ということもあるようだが、
デビュー作「吾輩は猫である」が
新聞連載されたり…と、日本は空前の猫ブーム。

思えば日本人が猫を好きな理由は、
その立ち振る舞いにあるようにも思う。

前足をピタッとそろえて座る姿は、
まるで三つ指をついているようにも見える。

そうした本来日本人が好きな
ピシッとした姿に人間に近い
愛おしさを感じるのではないだろうか…。

とはいえ猫は猫。
容赦なく走り回っては物を倒しまくる。

兄弟猫ともなると
追かけっこや取っ組み合いは日常茶飯事だ。

そんなきかん坊たちがいることで、
いじられて困る物は出しっ放しにはできないし、
風呂に侵入して溺れては大変と
風呂にも鍵をするようになる。
まるで子供たちが幼い頃施した対策さながらだ。

子供たち…とくに末っ子にとってみると、
自分より小さな生き物が身近にいることは、
ただ可愛がるだけでなく、
これまでしなかった気づかいをするようになる。

親が、子供ができて初めて親になるように、
自分が保護しなければならない
下の者ができることは、人を成長させる。

面倒なこと、億劫なことに
向かい合ってこそ、
人は成長するのだと、つくづく思う。

やっぱり…人生、日々更新。

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