20020127
でじたけ流 教育論第84回 国一城のになれるか?

先週、下北沢に芝居を観に行った。

いつもハートフルなドラマを見せてくれる
福田卓郎さんの新作だし・・・
出演している池田玲子ちゃんにも、ぜひにと誘われていたので
一人仕事を抜け出し、車をかっ飛ばして行って来た。

ホームページを通じて知り合いになれた人たちのおかげで
一人で劇場に行っても、必ず顔なじみに会う。
つい、2〜3年前なら考えられないことだ。

お芝居のタイトルは『マイスタイル マイホーム』
コーポラティブハウスと呼ばれる集合住宅を
見ず知らずの数組の夫婦が参加して作る話。

計画中にリストラに遭うダンナがいたり・・・
風水に凝っている専業主夫がいたり・・・
一見、うまくいっているようで
実は本音を話しあえていない夫婦がいたり・・・

住宅の計画が具体化していく中で
夫婦間にさまざまな葛藤が起こっていく様子を
笑いあり涙あり、で見せてくれた。

登場する夫婦たちは、これから家を持とうという年代だから
私とほぼ同世代。

例によって腹を抱えて笑わせてもらったけど・・・
結構、身につまされる場面もあったというのが正直なところ。

長期ローンに縛られるより
今の生活をエンジョイしたい・・・
という意見もあるだろうけど

うちの場合は・・・とりあえず持ち家。
しかも、建てたのは私が独身時代だった。

人一倍稼ぎがあった・・・というわけではないけれど
たまたま、実家の隣に狭い土地があって
その並びをある会社が造成することになった時、
まずうちを造成しないと、
その向こうが造成できないという事情があって
タダ同然で造成してもらった。

そこに、私が長期ローンを借りて、家を建てた。
だから、土地は親父の持ち物。

その後、数年前に・・・
うちの隣の土地が売りに出たので、今度は私が自分で買った。

だから、私は土地も建物も持ってはいるのだが
自分の土地に、その建物はないという変則的な状態になっている。

しかも今出ているのは・・・増築問題。

独身時代に建てた家に住んでいるとは言え・・・
当時の月給ではローンで借りられる金額にも制限があったので
建てることができた家の部屋数も限られている。

子供も大きくなってくると・・・当然、子供部屋が必要だ。

はたして、どこに子供部屋を作るべきか・・・も問題だし
すでに2本の長期ローンを組んでいる身で
建設費用をどうするのかも・・・大問題。

しかし、悩んでいてもはじまらないし
悩んでいる間にタイミングを逸してしまっては
できることも、できなくなってしまう。

長期ローンを組むためには・・・年齢制限がある。
通常は定年から逆算することになる。

借りることができる金額は・・・
1年間の返済金額が年収の20〜25%の範囲内に納まることが条件。
簡単に言えば、今の年収×20%×定年までの年数が
住宅ローンの場合の借入可能な金額となる。

それから・・・
保証人となってくれる人が元気で
担保となる土地を持っている人でなければならない。
幸いうちの親父は、まだ現役だし、持ち家に住んでいる。

あとは・・・稼ぐしかないのだ。

と、いうわけで・・・
先週も芝居が終わってから、夜10時過ぎに事務所に戻り
また深夜まで働いていた。

小学2年の長男は・・・・
もう具体的な自分の部屋のプランを持って、増築を楽しみにしている。
持ち物もだいぶ増えてきたしなぁ。

先日、おじいちゃんと長男の間で、こんな会話があったらしい。

「もし、1億円の宝くじが当たったら、どうする?」

「う〜ん、おとうさんのローンを返す」

う〜ん・・・。

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