でじたけ流 教育論「門前の小僧共 」
 
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20160925

でじたけ流 教育論842回「門前の小僧共」

でじたけ流教育論 digitake.com


今年で結婚25年になった。

学生時代に付き合いをはじめて、
10年付き合ってから結婚したので、
何だかんだ、すでに35年だ。

せっかくだから、どこか旅行でもしよう
…ということになったが、
思い立ったのが遅くて、どこもいっぱい。
それでも京都に一泊できた。
おかげで研究も進んだ。これも縁だな。

同じ日、
長男は鎌倉で禅の一泊体験をしていた。

両親と長男が古都で過ごす間、
長女と次男は2人で留守番。

家に帰ると、
長女が作ったという料理が残っていた。

せっかくなので食べてみると、
これがカミさんが作った料理とそっくりで、
ちょっとビックリした。

とくに習っていた様子もないし、
実際、習ってもいないらしい。
門前の小僧というやつだ。

鳶が鷹を産む…ような過剰な期待を
親はしてはいけないと思う。

それは厳しい言い方をすれば親の逃げだ。
親ができてもいないことを
子供にやらせようとするから、
大人はずるい…と言われる。

もちろん、
大人になったらしてもいいけど、
子供のうちはしちゃいけないことはある。
それとこれとは話が違う。

基本的に親ができないことは子もできない
…そう考えていてちょうどいい。

親が人生を楽しんでいないのに、
その子が人生を楽しめるはずはない。

親が笑えば、子供も笑う。

長男と長女には、
それぞれ彼女、彼氏がいる。
自分たちも、
とっくに付き合いをはじめていた年頃だ。

さて、これから35年後にどうなっているか。
…とりあえず、見本は見せたぞ。

子供たちからお祝いのメッセージカードをもらった。

長男からのメッセージには…

僕と彼女を見習って、
これからも仲良くやってください。

…と書かれていた。

やっぱり…人生、日々更新。

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