20160904

第839回「言い訳できない失敗を教える」

高校２年の次男を除き、
上の大学生２人はまだまだ夏休み。

とはいえ…
インターンだの、
ボランティアだの、
バイトだので朝から家にはいない。

せっかく24時間風呂になっていても、
風呂に入ろうとする時間は集中して、
いつでも取り合い。

幸いウチの風呂は
増改築した時に思いっきり大きくしたから、
大人２人くらいなら問題なく入れる。

カミさんと娘、
長男と次男が一緒に入ることも間々ある。

そういえば10年くらい前…
ウチに帰るとカミさんが
風呂に入ろうとしているところで、
おかまいなく洗濯物を出そうとしたら…
「今、お母さんが入ってるからダメ」
…と立ちはだかったことがあったっけなぁ。

実に微笑ましい、あの頃だったが、
今じゃ…
「今、お母さんが入ってるから」
…と順番待ちを理由に
ソファへゴロリところがって寝入っている。

もう、とっくに風呂は空いたというのに、
熟睡してなかなか起き上がらない。

さんざん怒鳴って、
ひっぱたいて叩き起こし、
それでもまだブツブツ言ってるから、
終いには…
「それじゃあ、二度と風呂に入るな」
…とキレるまでボケッとしてやがる。

昔ならそのまま抱えて布団まで運んだが、
図体がデカくなった分、始末に負えない。

朝は絶対に起こさないことに決めてる。

なまじ起こさない方が
自分の失敗に気づくものだが、
下手に手を貸すと、
失敗を手を貸した方に押しつけてしまいがち。

経験者は語る。

故に
大きな怪我や病気の危険性がない限り、
子供は放っておくに限る。

せっかく失敗が取り戻せる
若い時なんだから、ね。

やっぱり…人生、日々更新。

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