でじたけ流 教育論「でじたけ電話相談室 」
 
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20160731

でじたけ流 教育論834回「でじたけ電話相談室」

でじたけ流教育論 digitake.com


大学院生の悩める長男が、
最近、時折こんなことを言い出す。

「でじたけ的には、どう思う?」

父親とでじたけを
いったいどう区別しているのか知らんが、
おそらく毎日読んでる
でじたけの言葉の方がわかりやすいんだろう。

あるいは父親は怖い存在だが、
でじたけは怖くない存在なのかもしれない。

息子の友達の間でも、
でじさん…と呼ばれてるしね。

或る日の電話。

Q.他人のことを100%理解することができると思うか?
A.思わない。

Q.じゃあ人の性格を分析して、何でこうだと言えるの?
A.それは、分析することで、自分の中で整理をつけているんだよ。

…こんな具合。

即座に答えを口にできるのは確かに、
ここ18年、毎日、
偉人のエピソードを紹介できるくらい整理したり、
その日感じだことを
第三者が見てもわかるような文章に
整理してきた成果かもしれない。

たいていの答えは身近にある。

ただ、考え込んでしまうと、
足下ばかり気にしたり、
遠くばかりに目を凝らしてしまい、
自分の手で触れのに
ちょうどいい位置にあるものに手が出ない。

それに気づくのは、
それが少し取りづらい位置に
離れて行ってしまった時。

そんなことばかりしていては、もったいない。

考えなくても手が出るようにしないと
チャンスはものにできない。

そんな訓練は
実はたいていの人はみんなやっていて…

車を運転していて、
考えてからブレーキを踏んでいるようでは遅いし、
スポーツでも楽器の演奏でも、
考えずに体が動くようにならないと、
ぎこちないし、つまらない。

訓練とは…
考えなくてもできるようにするためのもの。

ついて考え考えこんでしまうのは、
訓練が足りない証拠。

訓練中は辛いことも多いけど、
新しい能力を身につけた時の喜びは
何にも勝る。
…と、
三島由紀夫も言ってたよ。

そして…
訓練を身につけたところを見せられないと、
後に続く者は誰も訓練しようとは思わないだろう。

50年以上生きてきたんだ。
人生のヒントくらい
説得力をもって出せないとな。

やっぱり…人生、日々更新。

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