でじたけ流 教育論「娘への誕プレ 」
 
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20160403

でじたけ流 教育論817回「娘への誕プレ」

でじたけ流教育論 digitake.com


3月29日で娘が19歳になった。
春からは大学2年生。
そして来年は成人式だ。

誕生日には当初、時計がほしい
…と言っていたが、
たまたま
晩メシを食いながら見ていたテレビで、
人毛を使ったカツラを待ち望んでいる
病気で髪の毛を無くした子ども達の
ドキュメンタリーを見て、
成人式まで伸ばすと決めていた髪を
自分も提供したい…と言い出した。

早速ネットを叩いた娘は、
提供する髪の毛は25cm以上の長さで
黒髪である必要があることを知る。

ここ最近、
少し茶色がかった髪をしていた娘は、
まず髪を黒く染め直すところから、
はじめることにした。

そこで父親からの誕生プレゼントは、
髪を黒く染め直す美容院代に変更された。

久しぶりに黒髪にもどった娘は、
朝鏡を見て、
自分が母親に似ているとビックリしたらしい。

考えてみれば、
カミさんが19の時には、
もう自分と付き合いをはじめていた。

娘にもボーイフレンドがいて、
もう何度かウチに遊びにきては
酔っ払って泊まって帰ってる。

娘にボーイフレンドができることは
一般的な父親にとってはショックかもしれないが、
自分の場合、さほどの衝撃はなかった。

しょせん相手は男だから、
飲めば友達になってしまう。

むしろ、こうして酒を酌み交わし、
どんな奴と付き合っているのかが、
わかってる方が安心だし…。

両親との付き合いもできると、
そうそう簡単に
その両親を裏切ることもできないだろう。

どちらかと言えば、
むしろ息子のガールフレンドの方が
会ったら緊張するだろうな。

女の人は苦手だから。

娘が髪を提供する話をしていると、
カミさんが冗談めかしに言った。

「その髪がお父さんのカツラになったらどうする?」

今さら髪の毛はいらないなぁ…。
洗顔石けんで頭まで洗える方が楽だし。

やっぱり…人生、日々更新。

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