でじたけ流 教育論「できない理由に負けない 」
 
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20160228

でじたけ流 教育論812回「できない理由に負けない」

でじたけ流教育論 digitake.com


大学4年の長男は、
大学院に進むことになり、
社会人までの執行猶予を延ばしたが、
2月いっぱいは卒論に追われ、
つくばの下宿に籠もっている。

この春、大学2年になる長女は、
ボランティアとバイトに明け暮れ、
ちょっと余裕ができると
地方の友達の家に泊まりに出かけたり、
終電までディズニーランドで遊んだり、
…と春休みを謳歌している。

高校2年になる次男は、
部活のサッカーが思うようにいかないことや、
いろいろ面白くないことが重なって、
家にいれば寝てばかり…少しクサっている様子。

三者三様の青春模様は、
誰かがうまくいってる時には、
誰かがうまくいっていなくて、
親にとっては落ち着きどころがない。

確かに自分もそうであったとは思うが、
自分の時以上に、
子どもたちのことが見えるのは、
自分が大人になって
視点が高くなったこと以上に、
自分が子供の頃に比べて、
うちの子供たちが、
家で自分のことを
よく話すからではないかと思う。

自分が子供たちの年頃の時には、
これほど親に話はしなかった。

いかに親に隠れて
自分のやりたいことをするか
…そればかり考えていた。

話してくれるのは、まず安心
…なはずだが、
知らなければ心配のしようもないところを、
知れば知るで心配は募るもの。

どの道、心配はなくならない。
それは親になった以上、
覚悟しなければならないこと。

ところが、なまじ知ってしまうと、
転ばぬ先の杖ばかり示そうとしてしまう。

そこが、まさに覚悟のしどころだ。

進学についても、就職についても、
まず親の希望を示したことはない。

何をやろうが絶対ということはないし、
これからどんな時代が来るのかもわからない。

ただ、
どんな時代になっても、
自分のモチベーションを維持できるようには、
しておかなければならない。

それを示せるのは、
言葉やルールではないだろう。

この間、朝からふて寝している次男に聞いた。

「俺もやる気が出ないって言って、
 仕事に行かなくてもいいか?」

そうかと思えば、
夜、長男から電話があって…
4時間かけて打った卒論の原稿を
誤って消去してしまったという。

どうしよう?と言ったって、
また打ち直すしか道はない。

焦っていめだけでは解決にならない。

一度書いたものは下書きと考える。
最初に悩みながら4時間かけて打ったものなら、
もう一度打てば2〜3時間で打てるだろう。

忘れるくらいの内容は、
むしろどうでもいい内容だったと捨てる。

そこで、さらにひと事…

「自分が落としてしまったものは…
 後から考えてみると、
 長い自分の人生にとって、
 さほど必要のなかったものばかりだよ」

まったく、気の休まる時はない。

やっぱり…人生、日々更新。

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