20160110

第805回「一人前になりたければキチンとメシを食え」

高校１年の次男、
部活のサッカーに夢中なのはいいが、
クタクタになって買えって来ると寝てばかり。
晩メシの時間になっても起きてこない。

この間まではカミさんに言われて
叩き起こして晩メシを食わせてたけど、
毎度同じことのこり返しでは能が無いのでヤメ。

第一、寝ているのを起こして
強引に食わせたところで胃にも悪いだろうし、
そこからまた何かはじめては、今度は夜更かしになり、
朝は起きられず、
寝坊をすれば朝メシを食う時間もなくなり元の木阿弥。

ならば…
夜はそのままほっといて、
朝腹が減って早起きするくらいの方が
健康的だと考えた。

ところが若いヤツってのは…
それでも朝はなかなか起きない。

正月休みの間も部活はあったようだが、
とうとう或る朝、
食わなかった晩メシを山盛りにして、
これを食うまで部活には行かせないと宣言。
父親監視の下、
ひたすらメシを食うハメとなった。

その間、小言を言われ続けるのは
実に胃に悪いだろうが…
それでも言わないわけにはいかない。

サッカーなんて、できなくたって生きてはいけるけど、
…メシは食わないと生きていけないぞ、と。

メシをキチンと食って体を作ること。

そして、日本人なら、
右手に箸、左手に椀を持ち、胸をはって食うべし。

左手をだらんと下げて、
器に口を近づけて食うのは、だらしない。

そういうことは、
やっぱり家で親が叩き込むしかない。

自分がやりたいことをするのは、
そういう基本的なことができたうえで。

好きなことだけして、
生きていくわけにはいかない。

たとえ厄介なことも
習慣になれば、どってことない。

やっぱり…人生、日々更新。

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