20151220

第802回「長男の独り暮らしリターンズ」

大学４年の長男が
再び独り生活をすることになった。

大学院生の資格で
インターンとして働くことになったのが
…つくば。

これまで横浜の自宅から通っていたが、
月曜日に出て行くと戻ってくるのは週末くらい。

ビジネスホテルのような
立派な仮眠室も完備された研究所ではあるが、
連泊は２日までというルールがあるらしく、
友達の家を泊まり歩いていた。

そこで、
安いワンルームのアパートを借りることになった。

先週の日曜日、
軽のワンボックスに荷物を詰め込んで、
長男と２人で引っ越しをした。

片道ちょうど140km。
南へ向かえば横浜から伊豆白浜くらいの距離だ。

伊豆とは違い、
つくばまでは高速が完備されている。
空いてる日曜だったので、
渋滞もなくその距離でも２時間はかからなかった。
…が、その分、高速代はかかるけど。

実は自分も茨城の大学に行っていて、
寮生活をしていた。

牛久だの、土浦だのという地名が出てくると
何とも懐かしい。

また、その息子が
茨城に下宿するとは奇遇だね。

もう何年もつくば界隈には行っていなかったし、
自分が住んでた頃は、
つくばエクスプレスなんてなかったから、
街の変わりようには驚いた。

高い街路樹のある幅広い道。
大きな公園のまわりには
西洋風の洒落たカフェが建ち並ぶ。
…まるでドイツの街並みのようだ。

鍵を受け取ったばかりのアパートには、
カーテンはおろか、電気器具もついていない。

早速、買い出しに向かうが、
すぐ近くにコジマまであって助かった。

それにしても、
独りで行かしてたら、
このまま住もうとしていただろうから、
まだまだ世話が焼ける22歳。

教育は失敗を経験させることだ
…というのが自分のポリシーであるが、
衣食住に関しては少し話が変わる。

子供の衣食住を守るのは親の役目である
…と思う。

衣食足りて礼節を知る
…礼節を教えるベースは親が与えなければならない。

学生のうちは、ね。

やっぱり…人生、日々更新。

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