若者は、
はつらつとしたものだという印象が強いけど…。
実は意外と強い孤独を感じているものだ
…ということを、ふいに思い出した。
はつらつとしているのは肉体だけで、
精神的にはまるで不完全。
経験はもちろん、
学校で勉強した程度では、
多少の知識は得られてもノウハウは得られない。
そんな自分は、
いったいこれから
どうやって生きていけばいいのか?
真面目に考えれば考えるほど
…ドツボにはまってしまう。
世間には自分のために
用意されている場所など基本的にはない。
子供でも、大人でも、
生きるものすべて、
自分の居場所を作っていくことが生きることなのだ。
それに少しでも気づき始めると、
未熟な自分は、
言いようのない孤独感疎外感に襲われる。
やたら友達と連むのも、
同じ悩みを抱えた者同士だからだし…。
歌手やプロスポーツ選手や、
俳優やタレントに憧れを抱くのも、
結局のところ、
まわりに人がたくさん集まって、
チヤホヤしてもらえれば、
淋しさを感じずに済むと
期待しているからに過ぎない。
はたして、こうした虚無感を
現実的に埋めてくれるのは…恋愛だろう。
自分が必要とする、
あるいは
自分を必要としてくれる人に出逢うことで、
自分の足場が少し見えてくる。
何も男女の恋愛だけでなく、
仕事との出会いも同じ。
仕事の提案事項というものも、
つまるところはラブレターである。
思いをぶつけて、
それに共感してもらうことでしか、
自分の存在を確かめることはできない。
そして、
共感を得る思まで
自分の中でシッカリと昇華できた者だけが、
自分の夢に近づくことができるのだ。
やっぱり…人生、日々更新。