でじたけ流 教育論「家族の季節」
 
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20150920

でじたけ流 教育論789回「家族の季節」

でじたけ流教育論 digitake.com


大学4年の長男が
インターン先のスリランカから、
ひと月半ぶりに戻って来て、
5人家族がそろうと、
俄然、ウチの中は騒がしくなった。

とくに、朝。

3台の目覚まし時計が次々に鳴る。
モグラ叩きのように消された目覚ましは、
またしばらくすると叩かれた順に鳴り出す。

それでも起き上がろうとしない子どもたちに、
今度はカミさんの怒鳴り声が響く。

とても寝てはいられない状況。

目覚まし時計で起こされるのは嫌いだ。
脳細胞を破壊される感じがする。

目覚めの一瞬は
実にいいアイデアが浮かぶものだが、
それは消し飛んでしまうし、
せっかくみた夢も忘れてしまう。
夢は今の自分を知る格好の手段だというのに。

最近はいいアプリがあって、
就寝時にセットすると、
起きたい時間から逆算して、
その手前の眠りの浅い時間帯に
小鳥の声か何かを鳴らしてくれて、
無理なく起きることができる。

けれど、それも、
子どもたちが起きる時間帯より、
よほど早起きしない限りは意味なしだ。

まぁ、こうした騒がしさも、
すぐに懐かしい思い出になるとは思うけど、ね。

あれだけ暑かった夏が、今はもう懐かしい。

夏はまた巡ってくるが、
家族のこういう季節は、もう二度と来ないだろう。

本当は四季だって、同じではない。

今年散った桜は今年限りのもので、
来年になればまた新しい花が咲いている。

日々、一期一会なんだよな。
そうは思っても、やかましいものはやかましいけど…。

やっぱり…人生、日々更新。

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